わんちゃんの関節炎を対象に、細胞治療を行っています。
わんちゃんの関節炎は、関節軟骨や滑膜の損傷による炎症から、痛みや歩行困難を引き起こす病気です。
原因はさまざまで、自己免疫の異常によるものや、ウイルス感染、他の疾患に反応して起こる場合もあります。
自己免疫の異常が原因の場合は、炎症緩和、免疫バランスの調整を目的に、ステロイドや免疫抑制剤を使って治療を行いますが、生涯投与が必要になったり、症状が再発してしまったりすることが多くあります。
細胞治療は、この免疫異常による関節炎に対し、細胞のもつ免疫を調整する働きを利用し、関節の免疫バランスを整えたり、炎症を鎮めたりすることで、従来の治療薬を減らすことが期待できる最先端の治療法です。
<画像引用元> Allogeneic mesenchymal stem cells inhibited T follicular helper cell generation in rheumatoid arthritis
関節炎についてお悩みの飼い主さまがいらっしゃいましたら、当院までお電話いただくか、お問い合わせフォームよりご連絡下さい。