わんちゃんの乾性角結膜炎(KCS)を対象に、細胞治療を行っています。
わんちゃんの乾性角結膜炎(KCS)は、涙の量が減少することで、目の表面が乾き、結膜や角膜に炎症を起こす自己免疫疾患です。
一般的な治療には、眼軟膏や点眼が使用されますが、難治性の場合、長期にわたる治療・管理が必要になり、また、十分に効果が得られないケースもあります。
細胞治療は、従来の治療で改善が十分でない場合や、点眼治療が困難なちゃんでも、細胞のもつ炎症を抑える働きや、免疫バランスを調整する働きにより、涙の量の増加や、症状の改善が期待できる最先端の治療法です。
当院が行った、わんちゃんの難治性乾性角結膜炎(KCS)を対象とした細胞治療の臨床研究では、約8割のわんちゃんに症状の改善が認められました。
具体的には、細胞投与の前後で、涙の量が増加し、充血といった症状や角膜の光沢の状態などが改善しました。
乾性角結膜炎(KCS)についてお悩みの飼い主さまがいらっしゃいましたら 当院までお電話いただくか、お問い合わせフォームよりご連絡下さい。