自由が丘どうぶつ病院

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どうぶつの病気

Disease

2020.08.12

アトピー性皮膚炎ってどんな病気?

人と同様に、ワンちゃんにもアトピー性皮膚炎があるのを知っていますか?

ワンちゃんのアトピー性皮膚炎は、アレルギー性の皮膚病として最も一般的なもので、良くなったり悪くなったりを繰り返す、かゆみを伴う湿疹が見られるのが特徴です。

初期のアトピー性皮膚炎

目や口のまわりが脱毛し、皮膚が赤くなっている様子が見られます。

重度のアトピー性皮膚炎

目の周りの皮膚が赤くなり、一部黒ずんでいます。

どうして
アトピー性皮膚炎になるの?

細菌やウイルスなど、体の外から侵入してきた敵と戦うために免疫反応が必要とされますが、アトピー性皮膚炎のワンちゃんでは、本来戦う必要のないものに対してまで過剰な免疫反応がおきてしまい、皮膚にかゆみを引き起こします

そしてこの過剰な免疫反応が起きてしまう原因は、アレルギーを起こしやすい体質(これをアトピー素因といいます)や、皮膚のバリア機能の低下であると考えられています。

どうやって診断をするの?

アトピー性皮膚炎は、経過や左右対称性の湿疹などの症状から疑い、他のかゆみを引き起こすような病気を除外していくことで診断します。

除外すべき病気として、食物アレルギー、ノミや疥癬といった寄生虫、細菌や真菌などの皮膚の感染症が挙げられます。

アトピー性皮膚炎の診断時には、似たようなかゆみを起こす病気も多いため、安易な診断をせずに、注意深く診察をしていきます。

補助的にアレルギー検査を行い、アレルギー反応を起こす原因を調べることもありますが、アレルギー検査のみでアトピー性皮膚炎を診断することはできないので注意が必要です。

どんな特徴があれば疑う?

年齢生後6ヶ月から3歳頃に
最初の症状が出る。
犬種・柴犬
・トイプードル
・ラブラドールレトリバー
・ウエストハイランドホワイトテリア
・ミニチュアシュナウザー
・パグ
・ヨークシャーテリア  など。
特徴・前足や耳に症状がある。
・耳のふちや腰には症状がない。
・湿疹よりも先にかゆみがあった。
・プレドニゾロン(副腎皮質ホルモン)でかゆみが改善する。

など 以上のような特徴がある場合は特にアトピー性皮膚炎を疑います。
もちろん特徴にあてはまらない子もいますので丁寧に問診を行い、皮膚を観察・検査することが大切です。

治療はどうやるの?

ワンちゃんのアトピー性皮膚炎は、生涯にわたる治療が必要とされ、治療中も症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すことがあります。

この病気の治療法として、ある特定の薬のみで、全てのワンちゃんが治療できることはなく、症状や状況に応じてそのワンちゃんに合った治療を行う必要があります。

ワンちゃんのアトピー性皮膚炎の治療では、3つの柱を考えながら治療を行っています。

1.かゆみを抑えること
代表的なものとして、かゆみが強い場合にはプレドニゾロン(副腎皮質ホルモン剤)やオクラシチニブなどを、かゆみをぶり返さないようにするためにはシクロスポリンなどを用います。

2.スキンケアを行うこと
低刺激性のシャンプーや必須脂肪酸サプリメントを使用し、皮膚を清潔に保ち保湿を行っていきます。

3.悪因子を避けること
アレルギー検査の結果に基づくアレルゲンの回避や、皮膚の細菌感染や真菌感染があればそれらの治療を行っていきます。

まとめ 

ワンちゃんのアトピー性皮膚炎は、生涯にわたる治療を必要とする病気です。

また治療も内服薬、外用薬、シャンプーやサプリメントなど多岐にわたります。

そのため、当院ではさまざまな治療法についてご家族とメリットデメリット、費用などご相談しながら治療を行っていきます。アトピー性皮膚炎を疑うワンちゃんでお悩みの方はお気軽にご相談ください。




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