食物アレルギー(フレンチブルドッグ)
食物アレルギーとは
どうぶつの身体には、体の中に存在する「自分のもの」と「自分のものでないもの」を区別して、細菌・ウイルス・寄生虫など、外部の異物から身を守る「免疫」が備わっています。食物アレルギーとは摂取した食物が原因となり「免疫」機能が過剰に反応してしまうことを指します。
アレルギーの原因となるもの(アレルゲン)には、食物以外にもノミ、ダニ、花粉などさまざまなものがあります。
食物アレルギーのワンちゃん・ネコちゃんで見られる症状は主に下痢・嘔吐・皮膚炎です。
治療内容
数日前に缶詰をあげたら顔が真っ赤になり、腫れだしたとの主訴で来院されました。
眼周囲の発赤、脱毛、口周辺の赤み等の症状から食物アレルギー、アトピーの両方の可能性あるため、犬アレルゲン特異的IgE検査を実施いたしました。
アレルギー検査の結果から、牛肉と牛乳が要注意になっていたので、これらを控えていただくようにお伝えし、抗生剤と消毒で治療開始。
内服で症状の改善が見られたため、治療終了といたしました。
犬 フレンチドッグ 3か月
まぶたの腫れを主訴に来院されました。
眼や口の周りが腫れており、何かに対するアレルギー反応があったため、お薬を注射しました。
症状は落ち着きつつあったので、内服薬を処方し、自宅で経過を見ていただくこととなりました。
食事と症状が出たタイミングから、食事性のアレルギー反応であるとも考えられたため、フードの変更を行い、
その後、腫れも引き症状が良化したため、治療終了といたしました。