柴田動物病院

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ペットも守れる防災対策

2024.12.2

防災対策のすすめ

毎年、9月1日は「防災の日」
 
また3月1日、6月1日、9月1日、12月1日は「防災点検の日」として、日本全国で防災意識を高める活動が行われます。
 
この機会に、私たちが守るべき命の一つとして、ペットの防災対策を見直してみましょう。災害はいつ起こるかわかりません。人間だけでなく、ペットも大切な家族の一員として、災害時に備える必要があります。
 

ペットの防災対策が重要な理由

ペットは人間と違って、自分で避難場所を決めることができません。また、災害時の混乱の中で、ペットの避難やケアが後回しになってしまうことがあります。ペットの受け入れ態勢が整っていない避難所も少なくないため、ペットの命を守るためには、飼い主がしっかりとした準備をしておくことが不可欠です。
 
特に、地震や火事、豪雨などの自然災害では、ペットが取り残されたり、迷子になったりすることがあります。そうした事態を避けるためには、日頃からペットのために防災対策を講じておく必要があります。
 

年に4回の防災点検でペットの備えを確認

防災対策は一度やれば完了というものではありません。定期的に見直すことが重要です。例えば、ペット用の防災グッズや避難場所、食料・水のストック状況を確認することは年に1回の大掃除と同じように、定期的に行いましょう。これを習慣化することで、万が一の災害時に慌てることなく対応できます。
 
実際に、防災点検を年に4回行うことをお勧めします。春・夏・秋・冬と季節ごとに見直しを行い、その時期に必要なアイテムや備品を追加していくとよいでしょう。例えば、夏は暑さ対策を強化し、冬は防寒対策を重点的に行うなど、季節に応じた対策が求められます。
 

ペット用の防災対策

  1. 避難場所の確認
    ペットを連れて避難できる場所を確認しておきましょう。避難所がペット受け入れをしているか、近隣のペット同行可能な避難場所を調べておくことが重要です。
     
  2. ペット用の防災グッズ準備
    ペット用の防災グッズとしては、食料や水、リード、キャリーバッグ、予備の薬、健康管理ノート、ペットの写真(迷子対策)や迷子札などが必要です。また、ペット用のマスクや防寒具も季節に応じて準備しておきましょう。
    消費期限などを確認し、必要に応じて入れ替えや補充することも大事です。
     
  3. ペットの健康管理
    災害時にペットが病気や怪我をした場合、迅速に対処できるように日頃からペットの健康状態をチェックしておくことが大切です。定期的な健康診断やワクチン接種を忘れずに行い、必要な薬やサプリメントも確保しておきましょう。
     
  4. 防災訓練の実施
    家族全員と一緒に避難訓練を行うことも大切です。ペットにもキャリーバッグに入れる練習や、避難所での過ごし方を少しずつ教えておくと良いでしょう。
     

飼い主の責任と役割

災害時に最も頼りになるのは、飼い主であるあなた自身です。ペットは飼い主の指示に従い、避難することができますが、そのためには日頃からしっかりとした防災対策をしておく必要があります。ペットが必要とする備品やケアを理解し、準備を怠らないようにしましょう。
 
また、ペットが災害で不安やストレスを感じたときに、飼い主が冷静でいられることが重要です。落ち着いた対応でペットを安心させ、無事に避難できるように心がけましょう。
 

詳しい情報はこちらでチェック

ペットの防災対策について、さらに詳しく知りたい方は、どうぶつ防災図鑑のページをご覧ください。ペットのための防災に関する具体的なアイデアや迷子捜索支援などを紹介しています。
 

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