0533-87-7161
受付時間:8:30~11:30 / 15:30~18:30
診療時間:9:00~12:00 / 16:00~19:00
休診日 :日・祝日の午後は休診となります
診療案内:ねこちゃんの飼い主様へ
Medical : For Cat Owners
飼い主さまと一緒にねこちゃんの健康管理を行うことで、
ねこちゃんのより良い暮らしをサポートします。
ねこちゃんは他の動物と比べて、非常に神経質で気が小さい生き物です。わんちゃんのようにしつけして飼い主の言うことを聞かせることは難しいです。ましてや動物病院などの普段と異なる環境下では、ちょっとしたことが引き金となってパニック状態となります。このような状態から発生する様々な事故を防止するため、ねこちゃんを病院へ連れてくるときはできれば小さめのキャリーやゲージに入れて来てください。このような入れ物に入れることによってねこちゃんも安心します。
ねこちゃんを取り巻く外部環境は、ノミ、ダニなどの寄生虫をはじめ、様々な伝染病で一杯です。伝染病の中でも特に、猫エイズ、猫白血病、猫伝染性腹膜炎の3つは、発病してしまったら治療が困難です。病気から守るためには屋内飼育が最良です。
身体一般検査、検便
第1回ワクチン接種及びウイルス検査
第2回ワクチン接種
※完全強力な免疫を作るため、最初は2回接種します。
避妊・去勢手術
各種ワクチン接種
※以降は下降していく免疫力を再び上げるため、年1回追加接種します。定期健診(身体一般検査の他に、血液、レントゲン検査、エコー検査、便検査、尿検査もできます。※必ず毎年検査をするわけではありません。)
上記に加え、年2~4回程度の定期健診、食事管理など
※その他必要に応じて、ホルモン検査、ウィルス検査、細菌検査なども行っています。
※ねこちゃんはわんちゃんと違ってアレルギー検査ができません。
ねこちゃんのワクチン接種には、3種混合ワクチンと5種混合ワクチンがあります。外出するねこちゃんには、猫白血病ウイルス感染症、猫クラミジア感染症の予防ができる5種混合ワクチン接種をお勧めしています。
予防的に駆除薬を使ってあげてください。カイセンダニや耳ダニや、お腹の虫にも効くタイプもあります。
毎月1回のスポット剤を、5月から11月までつけて予防します。ノミやダニや回虫にも効果があります。猫はフィラリアの感染率は室内飼いでも5%~20%といわれています。ねこちゃんのフィラリア症は、わんちゃんと違って診断も治療も困難です。
かつては、「望まない子猫を増やさない」ということを一番の目的に、避妊、去勢が行われてきました。近年ではその目的ではなく、ねこちゃんの健康と長生きのために手術を選択する飼い主さまが増えてきています。
乳腺腫瘍、子宮蓄膿症、子宮内膜炎、卵巣腫瘍などの生殖器の病気を予防できます。発情にともなう体調の変化やストレスから開放されます。望まない妊娠を避けることができます。
全身麻酔をかけてお腹を1~2cmくらい切開して、左右の卵巣と子宮を摘出します。
※一泊入院します。溶ける糸を皮膚の下に埋め込むので、抜糸は必要ありません。
体調不良のときは避け、健康な状態で行います。何歳でもできますが、乳腺腫瘍の発生予防のために、初めての発情期の前(生後6ヶ月くらい)が理想的です。
太りやすくなることがありますので、適切な食事管理をしましょう。
精巣腫瘍などの病気を予防できます。脱走、他のねこちゃんとのケンカ、マーキング(スプレー)などの問題行動を改善する可能性があります。女の子を追い求める発情のストレスから開放されます。望まない妊娠をさせてしまうことを防ぐことができます。
全身麻酔をかけて、陰嚢の皮ふを1cmくらい切開し、左右の精巣(睾丸)を摘出します。
※一泊入院します。溶ける糸を皮膚の下に埋め込むので、抜糸は必要ありません。
体調不良のときは避け、健康な状態で行います。何歳でもできますが、生後6ヶ月くらいが一般的です。
太りやすくなることがありますので、適切な食事管理をしましょう。