難治性皮膚疾患の治療

難治性皮膚疾患とは

対象どうぶつ

ネコ、ソマリ、5か月齢、未去勢オス

症例

耳にかさつきを伴う脱毛が認められ、徐々に広がってきているという主訴で来院されました。


診察にて耳介に特徴的な表皮剝離、フケ、及び脱毛が認められ、皮膚糸状菌症と診断致しました。
抗真菌薬の外用薬を処方しましたが、翌週時点で改善が乏しかったため、抗真菌薬の内服薬も追加しました。
しかしながら治療効果は芳しくなく、さらに副作用が疑われたため、外用薬を休薬しMA-T®含有スプレーによる治療に切り替えました。

その結果、1週間でかさつきは改善し、さらには内服薬も休薬することができました。

治療効果

治療前(1日目)

耳に表皮剝離があることがわかります

治療後(8日目)

きれいに治っていることがわかります

MA-T®とは

MA-T®はMatching Transformation System®の略で、亜塩素酸イオンから必要なときに必要な量の活性種(水性ラジカル)を生成し、ウイルスや細菌を不活化・除菌する技術です。

内閣総理大臣賞(第6回日本オープンイノベーション大賞)を受賞しています。

感染制御分野では、皮膚や口腔内の除菌・消臭。さらには医療分野では、難治性疾患治療薬、抗癌剤などとして期待されています。


アニコムグループ病院では、このMA-T®含有の歯磨きジェルも販売しております。

ご興味のある方は最寄りのアニコムグループ病院までお気軽にお問合せください。

一覧へもどる

カテゴリー