愛甲石田動物病院

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どうぶつの病気

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2019.02.20

【皮膚病】犬のアトピー性皮膚炎について(2)

犬のアトピー性皮膚炎について

第二回は原因、診断と特徴についてです。

●犬アトピー性皮膚炎の原因


体の免疫反応は、細菌やウイルスなど体の外から侵入してきた敵と戦うのに必要ですが、アトピー性皮膚炎では本来戦う必要のないものに対してまで免疫が過剰に反応し、皮膚に炎症が起きてしまいます。

この過剰な免疫反応が起こる原因は、人ではアレルギーを起こしやすい体質(アトピー素因)や皮膚のバリア機能の低下と考えられており、犬でも概ね同様の理由でアトピー性皮膚炎が発症すると考えられています。

● 犬アトピー性皮膚炎の診断


犬アトピー性皮膚炎は、今までの病歴や左右対称に発生する湿疹などの症状で疑い、他の痒みを引き起こす病気を除外することで診断していきます。

除外すべき病気として、食物アレルギー、ノミや疥癬の寄生、細菌や真菌などの感染症が挙げられます。 アトピー性皮膚炎と似たような痒みを起こす病気も多いため、注意深い診断が必要となります。

室内飼育の犬では、環境アレルゲンとして、ハウスダストマイト(コナヒョウダニ、ヤケヒョウダニ)に対する反応が強くみられるのが特徴的です。

補助的にアレルギー検査を行い、アレルゲン(アレルギー反応を起こす原因)を調べますが、その検査のみでアトピー性皮膚炎を診断することはできないので注意が必要です。

【犬アトピー性皮膚炎を疑う特徴】

○主に室内飼育をしている
○プレドニゾロン(副腎皮質ホルモン剤)で痒みが落ち着く
○最初は皮膚の異常がなく痒みだけである
○前足に病変がある
○耳に病変がある
○耳の辺縁には病変がない
○背中側には病変がない

次回はアトピー性皮膚炎の最終回。治療についてお話させていただきます!

愛甲石田動物病院では日本獣医皮膚科学会認定医が皮膚の診察をさせていただいております。詳しくはスタッフまでお気軽にご相談ください。

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