自由が丘どうぶつ病院

アニコムグループ

WEB予約

03-5752-2552

診療時間:9:00〜13:00/13:00~16:00(完全予約制)/16:00〜19:00(最終受付18:30)
定休日:なし(年末年始・研修日等は休診)

実際の治療例等

Disease

2022.06.10

マラセチア性外耳炎

マラセチア性外耳炎とは?

「マラセチア」とは、酵母菌という真菌の1種で、健康なワンちゃん・ネコちゃんの皮膚の表面に常在していますが、皮脂を好むため、皮脂のたまりやすい脇や耳、指間で増殖します。
過剰に増えると、皮膚が脂っぽくなったり、激しいかゆみを伴う炎症を引き起こします。

症状としては、以下が挙げられます。

  • 茶色や黒っぽい耳垢が出る
  • 独特な異臭
  • 外耳道の肥厚

マラセチアは皮脂の分泌が多い体質や、皮膚のバリア機構が低下している場合のほか、高温多湿の環境で増えやすいため、定期的なシャンプーや皮膚・被毛を衛生的に保つ等の日常ケアを心がけましょう!

当院での症例

猫 ベンガル 3歳

耳を触ると嫌がるとのことで、来院されました。

耳垢の検査を行ったところ、マラセチア(酵母菌)が確認されたため、外耳処置後、点耳薬を処方し改善したため治療終了としました。

だるまの形をしたマラセチアが確認できます。

犬 トイプードル 6か月

耳の匂いが気になるとのことで、来院されました。

耳垢の検査ではマラセチア(酵母菌)が確認されたため、外耳処置後、点耳薬を処方しました。
1週間後の再診で経過良好、耳垢も少なくなったため、1週間の点耳薬を追加し、治療終了といたしました。

耳垢検査でマラセチアを確認。

犬 トイプードル 11歳 

耳の痒みを主訴に来院されました。

両耳とも赤みがみられ、耳垢も多い状態でした。
耳垢検査では、マラセチアや球菌が確認されたため、外用薬を塗布しました。
1週間後の再診時、症状は良くなってきたものの、まだかゆみや赤みが少しあったため、再度外用薬を塗布しました。
治療が奏功し、3週間後には、かゆみや赤みがなくなったため、治療終了といたしました。

だるまのような形をしたマラセチアが確認できます。

犬 ブルドック 4歳

耳の赤みや耳垢を主訴に来院されました。

耳垢検査では、マラセチアが多く検出されたため、外用薬を塗布し、内服薬も処方しました。
10日後の再診時、耳の赤みが軽減していたため、再度、外用薬の塗布を行い、治療終了としました。

耳の中が全体的に赤くなっているのが分かります。

犬 Mix 5歳

耳の痒みを主訴に来院されました。
右耳には、発赤や肥厚がみられました。院内で外用薬を塗布しました。
1週間後の再診時、右耳の赤みや肥厚は軽減していたため、治療終了としました。

治療前:右耳に赤みがみられ、内側が厚く肥厚しています。
治療後:赤みや肥厚が軽減し、耳の穴が見えるようになりました。

アニコム動物病院グループ当該疾病は
こちらの病院でも
対応しています

 <  一覧に戻る   

ページトップへ