再生医療・細胞治療のご案内
当院は、わんちゃんの皮下脂肪由来の他家間葉系幹細胞を用いた
新しい細胞治療による診療を行っています。
本治療法は、ヒトの再生医療と同等の品質管理基準に基づき培養された
細胞を用いる画期的な治療法です。
現時点での適応疾患は以下の通りです。
眼科疾患
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乾性角結膜炎(KCS)
涙の量が減少することで、目の表面が乾き、結膜や角膜に炎症を引き起こします。
消化器疾患
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慢性腸症(CE)
小腸や大腸の粘膜に慢性的な炎症を引き起こし、食欲不振や嘔吐、下痢などの症状をもたらします。
血液疾患
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免疫介在性溶血性貧血(IMHA)
血液中の赤血球が破壊されることで、食欲不振や息切れ、貧血などの症状をもたらします。
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免疫介在性血小板減少症(IMTP)
血液中の血小板が破壊されることで、皮下出血による紫斑、歯茎からの出血などの症状をもたらします。
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非再生性免疫介在性貧血(NRIMA)
骨髄内の赤血球の元となる細胞が破壊されることで、食欲不振や息切れ、貧血などの症状をもたらします。
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赤芽球癆(PRCA)
骨髄内の赤血球の元となる細胞が破壊されることで、食欲不振や息切れ、貧血などの症状をもたらします。
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再生不良性貧血(AA)
骨髄で正常な血液が造られなくなることで、食欲不振や息切れ、貧血などの症状をもたらします。
骨・関節疾患
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関節炎
関節軟骨や滑膜の損傷・炎症によって慢性的な痛みを引き起こし、歩行障害をもたらします。
皮膚疾患
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アトピー性皮膚炎
皮膚のバリア機能が低下することで、皮膚に様々な刺激物質が入り込み、痒みなどの症状をもたらします。
神経疾患
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椎間板ヘルニア
背骨にある椎間板が変形し、脊髄神経を圧迫することで、痛みや麻痺などの症状をもたらします。
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非感染性髄膜脳脊髄炎
脳で生じる原因不明の炎症により、てんかん発作、起立困難、失明などの症状をもたらします。
肝胆膵疾患
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肝炎
肝臓で生じる急性もしくは慢性的な炎症により、食欲不振や嘔吐、黄疸などの症状をもたらします。
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膵炎
膵臓で生じる急性もしくは慢性的な炎症により、食欲不振や嘔吐、下痢などの消化器症状をもたらします。
口腔疾患
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口内炎
口の中の粘膜に炎症を起こす病気で、強い痛みが生じ、出血や食事量の低下などを引き起こします。
泌尿器疾患
内分泌疾患
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糖尿病
インスリンが不足またはうまく働かなくなることで、血液中の糖が異常に増え、様々な合併症を引き起こします。
感染症
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猫伝染性腹膜炎(FIP)
ウィルスの感染により、食欲不振、活動性の低下、発熱、体重減少などの症状を引き起こします。